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おもしろい? (続編)

前回に引き続き,拘置所の話をします。

 

ふだん,本を薦めても,読んでもらえることは,なかなかありません。

仕事,家事,雑事もあるでしょうし,

テレビ,ネットという強敵もいます。

 

ところが,拘置所は,なにしろ暇です。

決まった時間しか寝ることも許されません。

新聞だって買わなければ読めません。

 

暇だーーーー

 

と叫ぶことも許されません。

 

そこで,本です。

普段,活字になれていない方には,前回ご紹介した

 

チャンネルはそのまま! 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル)

チャンネルはそのまま! 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル)

 

 

あたりを差し入れて,徐々に活字の世界へと引きずり込みます。

そして,だんだんと活字に慣れたら

 

 

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

 

 

このあたりで,ご機嫌を伺います。

ビジネスマンの方も,読んだことがなかったり,

あるいは,読んだのが数十年前だったりして,

新たな発見があるようです。

 

拘置所に入っている時間。

ご家族からみれば,「早く出てきて欲しい」

でしょうし,ご本人もその気持ちがつよいと思います。

しかし,その時間は,おそらく,人生において,もっとも読書ができる

時間です。

 

この時間を,本人が変わるきっかけにしたい。

そう強く願っています。

 

テレビのビフォーアフターのように,

見てわかる変化ではないかもしれません。

けれども,ご家族や職場にお返しして,

ふと,「あれ,変わったね」とご本人が言われる日を

楽しみにしながら,

 

「どんな本を差し入れようか」と楽しく頭を悩ます日々なのです。