ああ,一升瓶ワイン…
一升瓶ワインをご存じですか?
ワイン生産地では,ワインを一升瓶で買い,湯飲みで呑むそうです。
このワインに憧れ,ようやく,代金引換で取り寄せました。
そして,階段を持ち運ぶと…
持ち手が裂け,箱が落ち,2本がご臨終となりました。
ピンチをチャンスにといいますよね。
先人は…
危機的な状況をいとも簡単に切り抜ける打開策が若いリンゴ農園経営者の間から提案されました。50メートル以上の暴風にも耐えた落ちないりんごを、全国の神社で、受験生に縁起物として販売し、併せてりんご栽培の起死回生の一助にしようというアイデアが出されたのです。
まず、落ちないりんご販売実行委員会が組織されました。 受験シーズンに間に合わせるため、しばしば会議が開かれ、そして、『落ちないりんご』ができました。値段はおそらく落ちた分をカバーできるように通常よりは高く設定されていたのでしょう。
明治神宮(東京)、湯島神社(東京)、亀戸天神社(東京)、大国魂神社(東京)、谷保天満宮(東京)、鶴岡八幡宮(神奈川)、岩津天満宮(愛知)、熱田神宮(愛知)の、計8カ所で販売された『落ちないリンゴ』は瞬く間に完売し、リンゴ農園の経営は守られました。
まさか,落ちても割れないワインを受験生に売るわけにも行きませんし。
今回ばかりは…
ああ,1回ごとの飲む量を減らせば良いのか…。
それだけは…何のために働いているのかわからなくなりますし。
思案を重ねた結果,
生き残った4本を「奇跡の一升瓶ワイン」として,奇跡を4本呑んで
自分も奇跡を信じていきたいと思います。
(言い訳に終始してみました)