性グロデスク説
今日も,上記の本から引用します。
世の中には性善説というものがあり,
反対に性悪説というものもある。
しかし次第に性悪説的ないらだちに陥るようになった。
そして,精神科医である現在は,強いて言うなら
「性グロデスク派」
(中略)
これはすなわち,ヒトの心なんてどんなに
立派な人物であろうと往々にして
「とんでもない」ことを考えていたり
「おぞましい」ことを夢想していたりするものだ
という発想である。
人格の高潔さと腹の底とは相関関係がない。
(中略)
ヒトの心に対する寛容の精神と好奇心に満ちた
スタンスを現す言葉である。
2 どうもしっくりこないのではないかと考える。
3 性グロデスク説なる説を考えて,検証をする。
4 発表してみる。
2つの説のどちらかに悩んでいるだけでは,既存の
枠組みを出ていないわけです。
新たな説を立てて,挑戦を挑む。
そのことこそが,考えを進化させているわけです。
私も,既存のことばに逃げて居ないか?
安易な発想に陥っていないか?
反省する契機となりました。