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公害事件1

備忘のため
 
長谷川 喜美さん(致知』2016年5月号)より
 
1 時間の管理について

 

もっと細かく決められた時間の中で、
いまは深さをもって仕事に
取り組めるようになりました。

2 管理手法について


私は毎朝10分単位で一日の
タイムスケジュールを
全部書き出すんですよ。

そこには保育園のお迎えとか、
考える時間も全部入っているんです。

でも考えることってなかなか
時間が読めないじゃないですか。

でも毎日それをやっていくと、
時間感覚っていうのが
刷り込まれていくので、
時間に支配されるんじゃなくて、
時間を支配するみたいな形で、
ちゃんと決められた時間の中で
仕事ができるようになるんですよ。

 

さらっと書いてますが,ものすごく深いです。

どれだけの葛藤と失敗を繰り返してきたら,

「時間を支配する」などという言葉を使えるようになるのでしょう。

私も早速,TTPして,手帳に10分単位で書き出してみました。

さあ,どれだけ続くか…

 

ところで,今日も,勉強の続きです。

 

土呂久鉱毒事件―浮かび上がる廃鉱公害 (1973年) (三省堂新書)
 

 

いまや学問自身が公害追求の邪魔になっています。

そして行政がそれを手伝っているのです。

(中略)

たとえば「PPM」といった数字で定量化できない現象は

すべて科学の分野から切り捨てていくという「専門馬鹿的権威」が

まだはびこっており,公害と取り組む学者を常に牽制している。

因果関係が学問的に証明されていないことを口に出して,

公害を論ずるのは良心的学者の取るべき態度ではないといって

圧力をかけてくる。

因果関係がはっきりしていないからこそそのことを口にし,

究明への行動を起こさねばならないのに,

専門馬鹿的権威は初めから疑わしきものは切捨てようとする。

またその権威を信奉する学者の間には,公害は必要悪だ

といった考え方が根強く温存されており,そういった立場が絡み合って

企業と癒着し,行政の手助けをし,

疑わしきものは全て避けてゆこうとする。

 

学問の名のもとに,加害者の手助けをする状況。

それは,いまも変わっていないと思います。

 

 

医学者は公害事件で何をしてきたのか (岩波現代文庫)

医学者は公害事件で何をしてきたのか (岩波現代文庫)

 

 

上記について,津田先生はさらに手厳しいです。

 

当時の解釈ですら,「専門馬鹿的権威」を高く評価しすぎている点は

指摘せざるを得ない。

実は,このような「専門馬鹿的権威」は,ほとんどの場合,

因果関係を明らかにする具体的方法論を持ち合わせていない。

このような学者たちは

「因果関係が学問的に証明されていない」

と偉そうに言うものの

「では,因果関係が「ない」ことを学問的に証明して下さい」

というと,たちまち言葉につまってしまうのである。

彼らは中身のないただの「権威」である

省略するとすれば「専門」のほうである。

その権威は学問の世界で作り上げた物ではない。

単に行政が採用したという権威でしかない。

 

行政には金があります。

叙勲の推薦権もあります。

行政に寄り添う効果は,そのような価値を至上の物と考える人にとって

とっても魅力的なのではないでしょうか。