読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

放影研では

 

虎の巻 低線量放射線と健康影響―先生、放射線を浴びても大丈夫? と聞かれたら

虎の巻 低線量放射線と健康影響―先生、放射線を浴びても大丈夫? と聞かれたら

 

 

低線量被爆による影響として,

これまでご紹介してきた津田先生等の著作があるわけです。

他方,これに対極の場所にいるのが,放影研です。

では,放影研では,低線量被爆による影響をどう考えているのかを

考えれば,コンセンサスの内容を探ることが出来ます。

 

広島,長崎の原爆被爆者を対象とした疫学研究から,

100~200mSv以上ではがんのリスクの増加が明らかだが,

それ以下では不明瞭であり,

低線量へリスクを外挿するシナリオとして,

さまざまなものが提唱されている

 

等と書かれています。

決して,100mSv以下では健康被害が生じるリスクはない

とはしていないのです。

 

それどころか,

米国科学アカデミーBEIR委員会報告書での記載を引用して

 

1 がんは単一の細胞の異常によって生じるという証拠がある

2 たった1個の電子の飛跡があっても,細胞にとって

 修復が困難な複雑なDNA損傷を生じうる

3 そのようなDNA損傷による遺伝子・染色体異常は,細胞のがん化

 に寄与する。

 

と指摘しています。

低線量,いえ,たった1個の電子の飛跡は,がんを生じるのです。