虎の巻 改訂版
疲れが取れないのは,なぜなのでしょう。
年のせいなどと安易にブラックボックスに入れず,
原因を究明することが大切です。
時期的なものかもしれないので,備忘のために,
今は疲れているぞ。起きれないぞ。
と記しておきます。
虎の巻 低線量放射線と健康影響―先生、放射線を浴びても大丈夫? と聞かれたら
- 作者: 独立行政法人放射線医学総合研究所,土居雅広,神田玲子,米原英典,吉永信治,島田義也
- 出版社/メーカー: 医療科学社
- 発売日: 2012/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ところで,上記の通り,現在売られているのは改訂版です。
初版との違いはいくつもあるのですが,
買う方にとって大きいのは,
値段が2500円+税から2300円+税に下がっていることです。
なぜ下がったのか?
それは,(おそらく)一人でも多くの人によんでもらいたい
という気持ち,もあるかもしれませんが,
附属書ABを削除して,ページ数が減ったからです。
では,なぜ,ABを削ったのか?
端的に,両方の気になった点を記しておきます。
附属書A フランス科学・医学アカデミー
低線量電離放射線の発がん影響評価と重要効果関係
最重要点の概要
2~3mSv(<10mSv)の線量では
(中略)誤修復や修復不能の障害を生成するかもしれない
(中略)LNTの概念は,10mSvを超える線量の放射線防護における
(影響)評価の方法として有用な実用本位のツールである
附属書B 米国科学アカデミー研究審議会の電離放射線の生物学的影響
に関する委員会(BEIR委員会)
低レベル電離放射線被ばくの健康リスクBEIR-Ⅶーphase2
結論
BEIR-Ⅶ委員会は,ヒトの電離放射線による被ばくとがんの発生との間に
しきい線量のない直線の線量-反応関係があるとする仮説と現在の
科学的証拠が矛盾しないと結論づけている。