横山さん
今日は,引き続き,横山さんのセミナーで考えたことをお話しします。
ちなみに,横山さんとは…
絶対達成する決断力のつけ方――意思決定が速くなる「ノイズキャンセリング仕事術」
- 作者: 横山信弘
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
牡蠣って,どうやって育てるのだろうと検索すると,
一般に,こうやって,つるす画像が出てきます。
http://www.haff.city.hiroshima.jp/suisansc/kaki_ikadasiki.html
そして,つるすよりももっと良い方法はないかと考えがちです。
でも,おいしい牡蠣をとろうと思ったら,木を植えるところから始めるわけです。
「海」と聞くと「潮の流れ」が主役だと思っていませんか?潮が早くて、ぶつかっているところは魚がおいしいとか、ね。でも、実は重要なのは川なんです。例えば、関アジ、関サバが獲れるのはリアス式海岸の川の水が集まる所。栄養たっぷりの川の水が流れ込んでいる所だから、魚の餌となる植物プランクトンが多くわき、だから魚がおいしい。魚がおいしいと言われるところは、川が支配している場所なんです。それに気づいて、海、川、森を何とかしなくてはならないと思ったのは45歳の時でした。もう若くないんですね(笑)。ところが、それらの関連をトータルで見て活動している機関も、研究者もいない。ならば、できることから始めよう、とにかく川をきれいにして欲しい、森を森らしく保全して欲しいというアピールの意味で、漁師が木を植えたら、川の流域に住む人達も「何をやっているんだ」と振り向いてくれるだろうと植林を始めたんです。
--
それが、1989(平成1)年に行われた「第一回・森は海の恋人植林祭」なのですね。大川の水源地である室根(むろね)山に植林をされたとか。土地を提供した上流の村の村長さんも、非常に喜ばれたそうですね。
畠山
室根山がある村に相談に行った時に、海の恵みは山から流れてくる栄養のお陰だと感謝の気持ちをお伝えしたら「今日は歴史的な日だ」と喜んでくださいました。川の上流に住む人間として代々、山を大事にしてきたけれど、下流の村からは「川の水を汚すな」と言われこそすれ、「ありがとう」と言われたことなんてなかったというんです。
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no042/wise/ より引用
うまい牡蠣を育てるには木を植える。
そういう話を,横山さんの話を聞いていて思いだしたのです。
忙しいときは,目先の締切りに追われてしまい,
緊急でないけれども,重要なことは,後回しにしてしまいます。
だからこそ,計画が必要なわけです。
ありがたいことに,私の仕事は今,「新規お断り」などと言っておりますが,
この間に,山に木を植えておかないと,10年後には,やせた牡蠣しか採れない。
そうなってから,営業活動をしても,仕事は来ないわけです。
だからこそ,牡蠣の植付け作業と植林作業の時間配分を意識して,
両方やらないと…と思いました。